私が大手サロンに勤めていた時代は、出張が多かったのですが
トータル約半年ほどサポートで入っていたのが【フィリピンのマニラ】
↑海外らしいド派手なショッキングピンク笑
当時の私は、何も考えず「海外の美容事情を知りたい！現地の方との感覚に触れてみたい」
とワクワクな気持ちだけで自ら志願しました。
が！ 「よくそんなところに一人で長い期間行ってたねー！」と毎回のように驚かれるので
え、どんな国なんやろう？？？と、ネット検索したところ
「世界最悪の空港」「女の子が夜出歩くのは危険」などの文字が。笑
(ある意味知らずに行ってたのは幸せだったのでしょうか)
実際危険な場所であったのは確かですが、
それよりも行ってみて本当に学びとなることばかりでした。
ローカルエリアはきっとみなさんのご想像通りですが、
マニラには大きなビルやモールが短期間で次々と建っています。
日本の副業バイト感覚ではなく、本当に明日の生活がかかっているような子もいました。
現地の何十人もの女の子を面接して、研修。ちなみに私は、英語は話せません。
約3ヶ月で育て上げるというミッションで、単語とジェスチャーで、
怒るときは日本語で(笑)滞在中は毎日みっちり指導でした。
停電が起きたり、商材が届かなかったり、お金が無くなったり、エアコンが壊れたり、
スタッフの遅刻で大幅にスケジュールがずれ込んだり、
車内にいても、窓をノックしてお金をくださいと言ってくる人がいたり
こんな事が毎日当たり前に起きていました。
同時に日本の店舗管理もしなければならなかったり、
プライベートでは母のことがあったので
思えば、私にとって一番必死に踏ん張っていた時期かもしれません。
当時の経験は私自身を本当に強くしたと思っています。
最後まで頑張って研修を終えた子は、面接時より半分ほどになっていましたが
みんな貧しくても毎日本当に明るくて優しくていつもニコニコしていました。
その子たちのお陰で私も元気を保っていられた気がします^ ^
日本人でも独り立ちの技術を習得するのは最低半年はかかります。
そこを一生懸命頑張って日本人に負けないレベルに上達した子もいました。
何をするにもそうですが
言葉ではなくて、まっすぐな想いが大切ですね。
それさえあれば、きっと行動についてくるのだと思いました。